「社会的共通資本」とは?

 

 具体的には私たちの暮らしに欠かせない大気・水・森林などの自然環境、教育・医療・金融などの制度、道路・上下水道・電力などのインフラを指しています。

 

 宇沢先生は、これらを利潤追求の対象として市場に委ねるのではなく、「社会的共通資本」として各分野の専門家が制度を整え、守っていくべきだと唱えられました。

 

 この考え方はさまざまな分野で活躍する人々に大きな影響を及ぼし、支持され、宇沢先生亡き後も多くの実践者を育んでいます。